炎症性腸疾患(IBD)とは

炎症性腸疾患(IBD)とは、潰瘍性大腸炎とクローン病を指し原因不明の難治性疾患です。寛解と再燃を繰り返すことが多く、完治することはないとされています。患者数は年々増加しており20歳前後の発症が多いとされていましたが、近年潰瘍性大腸炎は40歳以上の壮年発症も増加傾向にあり注意が必要です。

症状

腹痛、下痢、血便を主訴として肛門疾患を合併していることもあります。医学の進歩により選択できる薬剤が多くなったのが最近の治療の特徴です。

当院で可能な治療法

当院では内視鏡検査など速やかな診断と、患者さんと同意の上での最適な治療をめざしています。潰瘍性大腸炎とクローン病では少し異なることもありますが、まず5ASA内服薬による治療を開始し、効果不十分または再燃の場合には副腎皮質ステロイド、チオプリン製剤、生物学的製剤、白血球除去療法などを選択して治療を行っています。外来での治療が中心ですが症状により入院治療も行っています。看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、医療事務、ソーシャルワーカーなど多職種チームで医療を提供しています。