内視鏡検査で
病気を早期発見・早期治療を。
内視鏡検査は、胃や大腸、食道、十二指腸などに対して、苦痛が少なく迅速な診断ができる検査手法です。
さらに内視鏡手術は開腹をせずに行う為、患者さまの身体への負担が少なく、術後の回復が早いことで注目されています。
内視鏡で
発見できる病気
- 胃がん
- 大腸がん
- 食道がん
- 胃潰瘍
- 胃・大腸ポリープ
- 逆流性食道炎
- 大腸憩室
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 虚血性腸炎
- 咽頭喉頭がん
- 胃炎
- 大腸炎
- 痔など肛門疾患
当院の内視鏡実績
内視鏡検査
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上部消化管内視鏡検査4893件
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下部消化管内視鏡検査3583件
内視鏡手術
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上部消化管内視鏡治療(ESD)39件
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下部消化管内視鏡治療(EMR・ポリペク)864件
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下部消化管内視鏡治療(ESD)21件
なぜ苦痛が少ないの?
熟練の技術と
苦痛を和らげる処置
当院では、消化器内視鏡指導医専門医として豊富な経験を積んだ医師をはじめ、消化器病の専門医が精度が高く、より苦痛の少ない検査が行えるように心がけています。当院の豊富な経験から患者様それぞれにあった鎮静剤を使用、調整することで楽に安全に検査を受けていただくことができます。
また検査中のおなかの張りを抑える対策もしています。
スタッフ連携による
高品質の検査・治療
長年の豊富な経験をもとに専属の消化器内視鏡技師の資格を持つ看護師、助手が連携し、スムーズに検査治療が行えるようにしています。
先進の医療機器を
完備しています
当院では最新の富士フィルム社製内視鏡システムを使用しています。
先進技術を搭載したAI内視鏡診断支援システムも導入しています。
女性医師や土曜日の
内視鏡検査も可能
複数の女性医師が勤務しています。
土曜日の検査枠も多く設定しています。
当院でできる検査と手術
検査
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上部消化管内視鏡検査
食道・胃・十二指腸といった上部消化管に内視鏡を挿入して、内部を観察します。組織の一部を取って顕微鏡などで詳しく調べたり(生検)、病変を内視鏡的に切除することもできます。
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下部消化管内視鏡検査
内視鏡を肛門より挿入し、大腸内部のポリープやがん、炎症などを診断します。組織の一部を取って顕微鏡などで詳しく調べたり(生検)、病変を内視鏡的に切除することもできます。
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内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
胆のう、胆管あるいは膵臓の病気を診断するために、主に「側視鏡」を用いて、口から十二指腸へ内視鏡を挿入し、十二指腸乳頭部から、胆管や膵管の中に細いチューブを挿入して、総胆管・肝内胆管・胆のう管・胆のうといった胆道系と膵管を造影する検査です。
手術
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内視鏡的粘膜切除術(EMR)
EMRとは、胃や大腸にできたポリープを内視鏡を使って切除する治療方法です。手術は内視鏡を使って行うため、一般的な開腹外科手術と比較して負担は少なくなります。
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内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
従来の内視鏡治療の方法では取り切れず、開腹手術となっていた早期がんを、内視鏡下で開腹せずに切除できる手術です。
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内視鏡的乳頭切開術(EST)
内視鏡下に電気メスで十二指腸の胆汁排泄口(十二指腸乳頭括約筋)を切開する方法です。胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減したり、総胆管結石の除去治療やステント留置時に施行されます。
内視鏡検査について
消化器内視鏡センターにおいて、先進のハイビジョン内視鏡システムを使って検査を行っています。
自覚症状がない場合でも定期的な検査をお勧めしています。
検査で異常が見つかった場合はその場で処置(要入院)
検査当日、ポリープなどが発見された場合はその場で切除することができますが、経過を観させていただくために、1泊入院が必要です。
急な入院でもそのまま泊まっていただけるよう、ご希望の方には「CSセット(短期入院パック)」をご用意いたします。
患者さまの希望(検査前に確認)または病状によって、後日切除することもあります。
CS(ケアサポート)セットについて
CSセットは、パジャマ・タオル・日用品の洗濯付きレンタルサービスです。
身の回り品の買い出し、洗濯の手間が軽減出来るためご利用をお勧めしています。
※ただし、下着、靴下は含まれておりません。
短期入院パック・・・858円(税込)
衛生面、安全面に細心の注意
当院には、日本消化器内視鏡学会の認定を受けた消化器内視鏡技師が在籍。学会の洗浄・消毒ガイドラインに沿って、検査ごとに内視鏡機器の洗浄・消毒を行い、衛生面と安全面に細心の注意を払っています。
内視鏡検査をご希望の方へ
事前診察・検査予約検査を受ける前に診察にお越しください。
事前診察
検査には、医師の判断が必要です。また検査で使用する薬の量を決定します。
※服用中の薬がある方は、分かるもの(お薬手帳や薬そのもの)をお持ちください。
※医師が緊急と判断した場合は当日に検査となる場合もあります。
検査のご予約・ご説明
内視鏡センターで、検査の予約・説明をさせていただきます。
日時や検査担当医師のご要望、ご不明なことなど、何でもお気軽にご相談ください。
検査当日の流れ
受付
総合受付に診察券、問診票券承諾書、検査予約票をお出しください。
検査準備
【大腸内視鏡検査】
検査着に着替えていただきます。
【胃内視鏡検査】
着替えはありませんが、楽な服装でお越しください。
麻酔や鎮痛剤などの処置
検査室にお入りいただき、麻酔など検査の準備を行います。
【胃内視鏡検査】
喉の麻酔薬(スプレー)と注射で鎮静剤を投与します。
【大腸内視鏡検査】
注射の鎮静剤投与のみ行います。
検査
内視鏡検査を⾏います。検査中は楽にしていてください。
リカバリー(回復)
検査が終わったら、麻酔が覚めるまで休んでいただきます。(個人差はありますが、1時間程度です)
結果のご説明
検査結果を、医師からご説明します。ご不明なことは何でもご相談ください。
説明終了後に総合受付で会計していただき、お帰りいただけます。
よくある質問
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Q
費用はどのくらいかかりますか?
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内視鏡検査料金は患者さんの年齢や行われる検査により異なります。
外来案内の診療費について(各種費用について)をご覧ください。
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Q
検査は痛くないですか?
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経験豊富な医師による確かな内視鏡技術と最先端の機器を使用し、適切な鎮静剤を使用することで楽に検査を受けていただけます。検査をしたことに気づくことなく終了することも多いですが、手術後の腸癒着などにより痛みが出ることがあり、鎮静剤の使用や体位変えたり、腹部を圧迫するなどして痛みが出ずに検査ができるよう心がけています。
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Q
検査の結果はいつわかりますか?
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基本当日説明を行いますが、生検(一部組織をとって調べる検査)を行った場合、結果が出る2週間後に外来で説明することもあります。
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Q
検査の時間はどのくらいですか。
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胃カメラは5~10分程度、大腸カメラは15~20分程度です。
詳しく観察をしたり、ポリープを取ったりするとその分時間が延長します。
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Q
ピロリ菌の検査や治療が受けられますか?
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受けられます。保険診療ではピロリ菌の検査治療の前に胃カメラ検査を行うことが義務付けられています。
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Q
ピロリ菌を除菌したらもう胃がんにはなりませんか?
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いいえ、胃がんになることはあります。ピロリ菌の除菌治療は明らかに胃がんの予防効果がありますが、胃がんになることはあるため、1年ごとの定期検査が推奨されています。